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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】


[260]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/01(日) 14:32:20 ID:7fDS+1P+
〜練習フェイズC〜
−反町のターン−

……ナポレオンとの一騒動があった文化祭から一週間。
そこで彼が語った数々の気がかりな情報――「エル・シド・ピエールに気を付けろ」、
「このスクールの経営には、裏の顔がある」――について、反町は思い馳せながらも、
一方で言いたい事を言えずに、何もできないでいた。

反町「(……だって、仕方が無いだろう。俺は単なる学生だ。
    例えば、穣子さんが不良に絡まれてたら、助けられるかもしれない。
    ……だけど、それだけだ。経営の裏の顔とか、俺の家は金持ちだとか言われても、
    どうする事もできないじゃないか……!)」

反町は穣子や静葉を守りたい。そう思って、魅魔の誘う新チームの門を叩いた。
だが――それだけだ。幻想郷の秩序だとか、月に封じられた仙霊だとか、
後になって聞いた話には興味が無い。持ちようが無い。
自分はただ、自分のできる事をやりたいと思っているだけなのだ。

反町「(もしも日向だったら、今頃全てを支配して解決してるんだろうが。
    皆が皆、そんな暴君になれる訳がない。なるべきじゃないんだ……!)」

そして反町は、ある意味では小市民的な自分の考えの方が正しいと信じていた。
――正確には、そう信じることで、不安を抱きつつも行動に移せない自分自身を正当化していた。


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0ch BBS 2007-01-24