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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】
[326]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/05/04(水) 01:39:54 ID:???
反町「……穣子さん、俺……!」
穣子「……うん」
……反町は言いたい事を言いたかった。
いつも自分の隣にいてくれて、自分の為に喜び泣いてくれる彼女に対して、何か言葉を告げたかった。
反町「あの、その。……俺、やっぱり穣子さんが、一番、……」
穣子「……うん」
穣子は顔を赤らめながら、普段とは違って淑やかに頷いた。
ふと見せる彼女の儚さと可憐さにどぎまぎしながらも、
反町は言いかけた言葉を最後まで紡ごうとして―――。
――ピーン、ポーン、パーン、ポーン……。
穣子「……あれ、校内放送だ」
その言葉は、機械的なチャイム音に掻き消された。
校内放送「……只今より、全校集会を開催します。
寮に戻った学生、自主練習中の学生を含め全員、1階の大講堂に集合してください。
繰り返します……」
反町「こんな時間に珍しいな。何かあったんだろうか」
穣子「……とりあえず、行ってみようよ」
反町と穣子は脳裏に一抹の不安を抱きつつ講堂へと向かうと、
そこでは同様に困惑した様子の学生達が無秩序な群れを作っていた。
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0ch BBS 2007-01-24