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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】
[340]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/05/07(土) 17:27:08 ID:???
静葉「……非常に冷たい言い方をするけれど。私達はあくまで、プロジェクト・カウンターハクレイの一環として、
この学校には一時期の間、短期留学をしているに過ぎない。そしてそのカリキュラムももうすぐ終わる。
言ってしまえば、彼らが勝っても負けても、私達への処遇は殆ど変わらない。
そのまま、ブラジルに鈴仙達と合流してしまえば良い。――あなたが、無理をしてまで戦う必要は無いのよ……?」
穣子「一樹君が何もできなくて辛いのは分かるよ? でも……無理はしちゃ嫌だよぉ……!」
静葉の発言はフランスの多くの生徒たちにとって残酷だったが、同時に本音でもあった。
彼女は反町を愛している。フランス人の生徒の教育の行く末よりも、反町を守りたかった。
だからこそ、彼女は試合よりも反町の看病を選んだ。
――実際は、「試合は俺達が頑張る。だからお前らはソリマチを頼む!」
……と言ってくれたクラスメイト達の後押しが一番大きかったのだが。
反町「……」
そんな彼女達に対し、反町には言いたい事が山ほどあった。
しかし残念ながら、彼は不器用で優しすぎた。だから、言葉にするよりも先に行動に移した。
反町「――う、うおおおおおおっ!」
ダッ! ガシッ!
静葉「きゃっ……!」
穣子「う、うひゃっ!?」
反町は制止する穣子と静葉を押し倒した。
そしてそのまま持ち上げて、静葉を背中に、穣子を腕の中に抱えて走り出した。
反町「(……二人の気持ちは分かった。だけど、俺は……いつまでも守られたくない。
俺は守りたい。穣子さんを……静葉さんを……そして、俺を受け入れてくれたこの学校を!)」
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0ch BBS 2007-01-24