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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】
[352]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/05/08(日) 14:06:36 ID:???
ポンッ。
ナポレオン「……だが。かつての文化祭で、お前は俺に勝ってみせた。
だったら、強い者の言う事を聞いてやるのが不良の筋だ。例え、そいつが相容れない奴だったとしてもな」
反町「ナポレオン……」
結果として、ボッシ達周囲のメンバーの不安は杞憂に終わった。
ナポレオン「……勘違いするな。お前は俺よりも強いと思った。だから言う事を聞いてやるだけだ。
もしも試合中でふざけた態度を取りやがったら、その時は別だからな」
ナポレオンは反町の肩を力強く叩き、ぶっきらぼうにそれだけ告げると、それ以上何も言わなかった。
彼もまた、文化祭の一幕で自分を打ち負かした反町に対して、ある程度の敬意を抱いていた。
反町「それは分かってる。俺だって、足手纏いになりにここまで来た訳じゃない」
そんなナポレオンの期待に恥じず、反町も力強く頷く。場はこれで一旦収まった。
ルスト「……さて。落ち着いた所で、ソリマチ達も来てくれた事だ。
もう一度敵情の確認と、後半戦の作戦について検討しようじゃないか。
――アリスさん、アレもう一回見せてくれよ」
アリス「え、ええ! 分かったわ!」
ルストは不意にアリスさんを呼ぶと、彼女は持っていたカバンから一冊の大学ノートを取り出した。
反町「これは……?」
アモロ「あ、えっとね。アリスさんって実は、人形を使って敵の戦力や僕達の能力を、いち早く分析していたんだってさ。
前半戦はこれを使って、僕達と相手との戦力差を分析した上で試合してたんだ」
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0ch BBS 2007-01-24