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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】


[797]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/20(月) 00:15:16 ID:???

早苗(観客席)「長野県最強GKの渡会君からアッサリゴールを決めちゃった、あの反町君って子も凄いと思ったけど。
          ……こうしてみると、彼ですら全国では最優じゃないのね」

そして、彼女はこの時、狂気的な殺戮現場を前に小市民然とした反町に対し、幾許かの失望を抱いていたのも事実だった。
自分達を打倒したチームを圧倒した、全国有数のチームのエースストライカー。
そんな反町ですら、日向小次郎という圧倒的才能を前にしては単なる雑魚に過ぎない。
現に、反町が堅実に稼いでいた大会5ゴールの記録に、日向は僅か1試合で既に並んでいた。
多くの屍の山と共に、彼は全てを蹂躙していた。そして――。

日向「ククク……次は貴様だっ!」

阿部士「ひ、ひぃぃぃッ!?」

実況「……日向選手、阿部士選手もドリブルで突破に向かいます。
   しかし阿部士選手は先程のプレーで全身を負傷しており、これ以上の続行は危険。
   恐らく、もう一度あの直線的ドリブルを受ければ内臓破裂は必至でしょう。
   ですがそうした些細な事情など気にせず、日向選手は減速せずに、ボール越しで突破へと向かいます!」

早苗(観客席)「(――これは死にますね、あの阿部士って人……。しかし、サッカーで人が死ぬなんて。
         幻想郷だったら、こうした出来事が日常茶飯事になるのかしら……)」

早苗の推察は正しく、堀に代わって明和東のボランチを務める阿部士はこの時死を確信していた。
幾度も無く暴力的プレーを受け、身体はもはや動かない。
しかし、自分に代わる選手はもう居らず、反則のホイッスルが鳴らない以上、
仮に死んだとしても、自分は日向に向かわなければならない。
阿部士はボロボロの全身を辛うじて立たせ、日向に向かってタックルをしようとして――。


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0ch BBS 2007-01-24