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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】
[804]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/21(火) 00:35:16 ID:???
早苗が振り出しに戻したかったのは、この試合の趨勢か、霊夢との10番対決か、
それとも――反町を巡る恋模様か。様々な想いが詰まった奇跡のシュートは、
通常のドライブシュートとは反対に、高く空へと舞い上がりながら、レジスタンスのDF達を吹き飛ばし――。
アモロ「君の想いがどれだけ強いか、僕は分からない。でも――僕達だって、君に負けない位苦しんだり悩んだりして、
この場所に立っているんだ。だから――そう簡単に譲れないんだーーーーーっ!!」
バァァアアアアアアアアアアッ! バギイイイイッ!
アモロ「うわぁぁぁぁぁぁっ……!」
決然と突っ込んだアモロをも吹き飛ばし、シュートはゴールに向かうかと思われたが、
DF達の奮闘、そして最後のアモロの決死の飛び出しにより、僅かに軌道が逸れた。そのため……。
ガッ、シィィィイイイイインッ! ポーンッ!
早苗「あ、あははは……。色々能書き垂れるには、やっぱちょっと早すぎましたかね……」
ボールは勢いよくポストにぶつかり、中盤へと再び零れていった。
ジョルジュが思いっきりボールをクリアするのを見届けた早苗が、恥ずかしそうに顔を赤らめながら頬をぽりぽりと掻く。
すると、これまでこのフィールドに漂っていた重苦しい空気が解けたような気がして――。
……ピッ、ピッ。ピィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!
実況「試合終了〜〜〜〜! レジスタンスチーム! 生徒会チームを4−3で下しました〜〜〜!!」
それと同時にホイッスルが高らかに鳴り、実況が試合の終了を宣言した。
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0ch BBS 2007-01-24