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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】


[819]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/26(日) 12:40:00 ID:???
こんにちは、金曜から色々書いてたら1イベントの分量が20kbを超える位の分量になったので、
分けて少しずつ更新します。
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中西「畜生、ここで勝ってれば出世間違い無しやったのに……」

岬「今の日本サッカー協会で出世したって、大した事ないさ」

かつてのフランスJr.ユースメンバーが和解へと向かう中、商機を狙っていた中西は口惜しそうに歯噛みする。
しかし、彼の相棒である岬は普段通りの平然とした様子で試合後のストレッチに取り組んでいた。

中西「ワイらの使命を忘れたのか! ワイらはここで学校事業を成功させて、
    それで日本サッカー協会が抱える資金難を解決。そして、森崎が消えた穴を防ぐという事やったろうが」

岬「分かってるよ。僕達が今推し進めている『ツバサ・ヴァイキング計画』
  ――全日本Jr.ユースの有力〜中堅選手を多数、サッカー先進諸国へと留学させ、
  総合力の底上げを図る次善策には、多額の資金が必要だ。
  そしてそれは、君の興したうどんチェーン店の売り上げだけでは足りない事は明白だった。
  だから、資金確保の為の第二の事業として、サッカースクールに目を付けた。……こういう経緯だったよね」

聖徳ホウリューズを抜け出し、再び全日本メンバーに合流した岬は、もはや素の狡猾で計算高い性格を隠してはいなかった。
笑顔のままに権力を得る彼の計画は、彼を捨てた豊聡耳神子の一派により既に暴露されており、今更取り繕う事は困難だった。
とはいえ、日本サッカー協会の重鎮は岬の素性を知ってなお、いや、ますます彼を参謀役として高く評価したため、
素性を明かして振る舞う事は完全なマイナスばかりでは無い。
現に、彼がこうして中西を部下に付け、フランスのサッカー教育事業に乗り出せたのも、上層部の岬に対する篤い信頼があってこそだった。
そして賢い彼は決して、この商機を逃す事はしない。


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0ch BBS 2007-01-24