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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】


[843]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/28(火) 00:58:37 ID:???
……自分達には、仲間が居る。それも一人では無く、沢山の『トモダチ』が。
そして、何があろうとも、『トモダチ』の絆は決して無駄にはならない。
反町はそれを、フランスでの学校生活で。文化祭で。サッカーの試合で。
充分に学んで来たのを思い出していた。

反町「…………」

穣子「……うん。ゴメンね。私、忘れちゃってた」

……俺だって、早苗さんに引っ叩かれるまでは気付かなかったさ。
そんな情けない本音を敢えて隠し、反町は穣子を優しく抱き留めた。
級友達の祝福やからかいの声をバックに、反町は無言で指を空へと向ける。

反町「(穣子さんが不安に思う気持ちは正しい。そして、仲間が居るから大丈夫と、
     楽観的に考える俺は間違っているかもしれない。でも、それを考えるのは俺じゃなくても良い)」

静葉「(普段は明るくリードできる穣子。ふとした瞬間に無言で傍に居てくれる反町君。
    ……やっぱりお似合いね、あの二人)」

アリス「(え? 今どうしてこんなに盛り上がってるの……? 分からない。
     皆の楽しいと、私の楽しいが一致しないよぉ……?)」

反町は言いたい事を言わない。その代わり、自分に出来る精一杯の仕事をこなす。
これまでもそうして来たし、これからも、そうしていき――自分を信頼してくれる仲間を増やす。
仲間が楽しく居られる空気を創る。その事できっと、理想論めいた大きな夢だって叶う筈だ。
反町はそう信じて、全てを自らの翼として飛び立つ事を誓った。


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