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【熱戦烈戦】鈴仙奮闘記37【超激戦】
[222]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/07/15(金) 00:01:15 ID:3FWUjrc2
>>217
すみません、乙頂いたのにレスが漏れてました。乙ありがとうございます。
A:布陣は変えず、引き続き真正面から攻めていく。
鈴仙「……ヘタに布陣をいじる必要はないわ。
現にさっきも、ゴールはならなかったけれど上手く攻めを繋げられていた。
だから、後は何度でも諦めずにトライするしかないわ」
アヤソフィア「何度でも諦めない。それって、鈴仙さんの得意技ですね!」
鈴仙「――私なんて、まだまだよ。さ、皆! 前半はまだ半分もあるわ。頑張りましょう」
そう決めた鈴仙は何の気もなく皆を激励し、それぞれのポジションへと向かわせた。
そんな姿を見て、ポツリと呟いたのは静葉だった。
静葉「……鈴仙。貴女もちょっとの間で、強くなったわね」
鈴仙「そうかしら?」
静葉「ええ。前に一緒にサッカーをしていた時は、ちょっと無理してる風に見えたけど。
今の貴女は、無理しないで自分らしく、とても生き生きとしているわ」
フランスでの学校生活においても、クラスメートの誰よりも他者の機敏に繊細で、
陰ながら穏やかな笑みを湛える事の多かった彼女は、
この短い試合を通じていち早く、今の鈴仙が持つ心の強さを感じ取っていた。
鈴仙もまた、昔のように卑屈にならず、謙虚にもならず。
仲間達に向けてガッツポーズを作って、静葉への返答の代わりに、得意げな顔でこう宣言した。
鈴仙「さあ皆! ……サントスのあいつらに、ここらでお遊びはいい加減にしろってとこを見せてやりましょ!」
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