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【熱戦烈戦】鈴仙奮闘記37【超激戦】


[22]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/30(木) 01:28:40 ID:???

――ギィ。 カツン、カツン、カツン……。

金髪の少年「フン。……貴様等がメオンをやったゴミ共か」

――そんな時に、鈴仙達の眼前に現れたのは、金髪でシャツをめくった獰猛そうな少年だった。
後ろに護衛のように大柄の男二人を従えた彼は、まさしく王国のプリンスの如し。

アヤソフィア「――あやや。 これはどうやら、招かれざる客人のようですね」

この少年が誰かを瞬時に察したアヤソフィアは、一転して警戒を強め、
敵意の籠った瞳で彼らを射止めた。しかし、この王子様に彼女の視線は通用しない。

金髪の少年「こんな所でお遊戯ごっこをしている時点で、貴様等の実力など高が知れている。
        今の内に言っておこう。次の試合、死にたくなかったら、さっさと棄権する事だな」

彼は逆にギロリと鈴仙達を睨み返しながらそう言った。
そうだ。彼を鈴仙はどこかで見た事がある。この傲慢な少年の名は――。

アヤソフィア「マルシオ・パッソス・ザガロ。今世代随一のストライカーにして、国内最大手貿易会社の取締役。
        埋没しかけた弱小チーム・サントスを金の力で優勝候補にまで押し上げた立役者。……ですね」

ザガロ「そうだ。……今から尻尾を巻いて、サンパウロのあの豚小屋クラブハウスに帰ると良い。
     そうしたら、命だけは助けてやるぞ? 俺は寛大だからな」


鈴仙「(サッカーで死ぬとか命を助けるとか。頭のおかしいコーチから解放されたと思ったら、
     また頭のおかしい人に絡まれちゃってるよぉ……)」

自信満々にそう言い放つザガロの姿に、鈴仙の耳はいよいよ枯れ草のようにしおれ始めた。


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0ch BBS 2007-01-24