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【熱戦烈戦】鈴仙奮闘記37【超激戦】
[721]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/08/28(日) 21:42:13 ID:???
ザガロ「も、もうだめだぁ……おしまいだぁ……!!」
ガタ、ガタガタ……!!
そしてその頃、ザガロは生まれて初めて心の底から震えあがっていた。
敗北への恐怖と決定的な挫折に、恐ろしさと絶望に涙すら流していた。
これまではチームの副キャプテンとして、そして大企業の社長として絶対の自信を持っていた彼も、
実力面、戦術面から敗北を繰り返したことで揺らぎ。
そして今、試合終了直前での覆しがたい点差を突きつけられ、そのプライドは粉々に打ち砕かれていた。
ザガロ「逃げるんだぁ……あいつらは伝説のコリンチャンス人なんだ……勝てるはずがないょ」
観客「ブウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!」「なんなんだぁザガロー!」「あれだけ威勢を張ってこれかー!」
「死ねー! 今すぐ宇宙のゴミとなってしまえー!」「グミでも食って生きてろ!」「ザガーロ社長バイバーイ!!」
当然そんな弱腰な態度が観客に歓迎される訳が無い。
これまでザガロの剛腕に期待していた観客達も騙されたと手の平返しで彼を糾弾し始める。
比較的穏健派だったディウセウとは違い、ザガロは力をもって敵を押し込んで来た。
そのため、一度その力に疑問を持たれると――彼には、何も残されていなかった。
ディウセウ「ザガロ……すまねえ、オラのせいで」
ザガロ「ディウセウ……!」
ディウセウとて、決して褒められた立場では無かった。
今の失点の原因を創ったのは勿論として、自身やブローリンを軸としたオーバーラップは奏功せず、
間接的にではあるが、何度もピンチを招いて来た。現にザガロ程当たりは強く無いにせよ、
キャプテンとしてディウセウの責任を問う声は客席からも充分聞こえてくる。
そんなディウセウに対し、ザガロは息も絶え絶えに、泣きながらこう言った。
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0ch BBS 2007-01-24