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【熱戦烈戦】鈴仙奮闘記37【超激戦】


[798]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/10(土) 18:11:00 ID:???
ラズリー「んもー、またリストを眺めてるのね? 心配性なんだから」

紫「心配などしていないわ。あらゆる可能性を想定して、計算を重ねていただけよ」

ラズリー「それを世間一般では、心配してるって言うのよ」

かつての忠臣である八雲藍は追放された。
今頃は地獄の大神殿の奴隷として石運びに夢中…とはラズリーの弁で、
実際に彼女が今、何を感じ何をしているかは紫には知り得ない。
が、すでに紫にとって古い式は興味の埒外。
今の彼女の関心の全ては全幻想郷代表と、その勝利のみに向けられていた。

ラズリー「まあいいけど。で、計算の結果はどうだったのー?」

そんな紫とは対照的なのはラズリーだった。格式も何も無いおちゃらけたシャツに、
意味も無く派手なスカートを身に着ける彼女は、頭上の球体じみたオブジェも込みで、
笑いによって女帝を諌め操る道化師と呼ぶに相応しい。
道化師の間の抜けた問いかけに、紫は楽しそうに応じた。

紫「――勝てるわ。だけど、それには三つ程条件がある」

ラズリー「ふーん。で、その三つって?」

紫「第一。八意永琳が反旗を翻さないこと」

紫は病的に細い指を一本だけ立てながら答える。

紫「――と、言っても。これは殆ど可能性が無いと考えているわ。
  全幻想郷代表として召集したメンバーのうち、私を倒し得るのは彼女だけだけど……」

ラズリー「ああ、なるほどね。貴女と私という二対一の不利な状況下でクーデターは起きえないから、問題にならないと。
      ま、仮に起きたらその時は、少なくとも惑星の一つ二つが吹っ飛ぶ事は覚悟しないといけないしね」


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