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【熱戦烈戦】鈴仙奮闘記37【超激戦】
[801]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/09/10(土) 18:16:04 ID:???
霊夢「……………」
紫「……霊夢はあの大会以来、人形のように虚ろになってしまった。
昔の私ならば、そこに哀しみだとか後悔だとか、そんな感情を抱いたのでしょうけれど。
今の私にとっては、彼女の選手としての復活こそが、大会優勝の為の大前提であると。
それ以上の感想を抱けないの」
病的に白い紫よりも更に白い肌。不愛想ながらも感情豊かだった表情は失われている。
あの全幻想郷選抜大会の決勝戦。一瞬は博麗の巫女として純化された存在となった筈の彼女は、
純粋過ぎた故に、崩壊するスタジアムで見届けた親友の喪失に耐え切れず、虚ろとなっていた。
紫「可愛い可愛い私の霊夢。……全幻想郷代表の誰よりも高い総合力を持ち、
誰よりも強力な必殺技を持ち、私に逆らう事の無い忠実な駒である可愛い霊夢。
――ええ、やっぱり私は今も、霊夢を可愛いと思っている。
だけど昔の私も、こんな理由で霊夢を可愛いと思っていたのかしら?」
そして紫もまた、内心では戸惑っていた。
彼女の内心に生まれた狂気は、前よりも確実に彼女自身を蝕んでいた。
しかしそれを気にする事なく、無神経な程楽しそうにラズリーは、
ラズリー「……ま、そんなことはどうでも良いじゃない。
愛っていうのは突き詰めて考えれば損得勘定の一致、とも言うワケだしさ。
それにそれにっ。今日私が来た理由はズバリ、八意永琳対策にもなり、紅魔派閥対策にもなり!
そして何より、霊夢復活の為にも、必要不可欠なピースを持って来たからなのよー」
あたかも予定調和を楽しむかのように、ウキウキ顔でそう答えた。
そして彼女が闇の中振り向き促すと、霊夢はまるで人間のように目を丸くして、
霊夢「……ぁ」
――と、久しぶりになる声を出した。そう。ラズリーが始め霊夢に気付かなかったように。
この舞台上には、霊夢が予想もせぬ第四の人物が立っていたのだ。
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0ch BBS 2007-01-24