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【熱戦烈戦】鈴仙奮闘記37【超激戦】


[822]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/19(月) 00:51:05 ID:???
自分の憂慮が流されたようにも感じ、魅魔は少しだけむっとした様子でその理由を聞き返す。
そう聞かれた神綺は少しだけ黙って、

神綺「――そう言えば、悪い知らせばかりで、良い知らせの方を伝えて無かったわね」

ふと、そんな事を呟いた。

魅魔「それは、霧雨魔理沙と森崎有三がヘカーティアの手に堕ちた、
    というニュースの埋め合わせになる程度に良い知らせなのかい?」

神綺「うーん、そこまで良い知らせじゃないかしら。
   だけど――少なくとも、貴女の心配事が消える程度には、良い知らせだと思うわ」

神綺はそこで切って、声のトーンをやや低くして次を伝えた。

神綺「……八意永琳がね、新たなスタッフを紹介してくれたのよ。
   ヘカーティアと純狐を見張る必要がある自分に代わって、私達の計画。
   プロジェクト・カウンターハクレイに協力してくれる人物をね」

魅魔「なんだって……? あたしは、そんな事初耳だよ」

神綺「だって、貴女ったら私が最後まで伝えるよりも先に、電話を切ってここまで来たんだもの。
   ちょっとせっかち過ぎると思うわよ〜?」

魅魔「うぐぐ……。ま、まあ良いさね。で、どんな人物なんだい、そいつは?
   そいつの存在がどうして、あたしの心配事――アルゼンチン派遣メンバーの成長に繋がるって言えるんだい?」

少し恥ずかしそうにしている魅魔を尻目に、神綺はその質問に対して簡潔に応えた。


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0ch BBS 2007-01-24