慢心せずして何がアイドルか！

※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

慢心せずして何がアイドルか！

[868]◆2pV1gRdG.o ：2018/08/20(月) 22:08:21 ID:???
竜華「はい、あーん」

京太郎「もぐもぐ…」

当然のように差し出される料理に、京太郎はもはや抵抗する術はなかった。
自然とその動作を淀みなくこなしている。
もちろん気恥ずかしさはある。
だが、それ以上に竜華の料理は美味しいのだ。
そして竜華は美人なのだ。
手ずから食べさせてもらえるチャンス、思考能力を失ってしまって一体何が悪いのだろうか。

京太郎「（楽園かな？）」

竜華「（うんうん、すっかり抵抗しなくなってきたなあ…。
　　　　須賀くんも順調にダメ人間になってきてるんやろか？）」

そうだとしたら嬉しいと思う反面、この前の問いかけが自分に返ってくる。
果たしてダメ人間にしてお世話して、その先は一体何かを考えているのだろうか。
多分に何も考えてなかった。大体勢いである。

竜華「（まあそれでも、なるようになるかな）」

今のところ上手く行っているし、今日だってこんなに楽しい。
ダメになってる当の本人もすこぶる楽しそうである。
なら今を楽しもうと、もっとご飯をとねだるひな鳥に手ずからご飯を食べさせ続ける竜華であった。

前次写