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【ウドンゲ春の】鈴仙奮闘記38【天パ祭り】


[29]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/10/31(月) 00:11:05 ID:???
嫌に生々しい輝夜の殺害シーンを聞いてしまったからか、
一同が焼き鳥に口を運ぶペースは少し落ちていた。
端的に言うと一同がドン引きしているそんな状況下でも、妹紅は気にせずこう呟く。

妹紅「……ま。この騒動でプロチーム編入の手続きが流れたし、丁度良かったよ。
    私も輝夜も、全幻想郷選抜の首脳陣は嫌な感じだと思ってたからね。
    八雲紫も人が変わったみたいだし、そのお付きも何考えてるか分からん。
    そんな奴らに修行して来い、と言われたって、流石の私達だって信用しないさ」

勿論、練習を怠る気はないけどね、と付け足しながらも、その横顔は確かに屈託がなかった。

妹紅「とりあえず暫くはほとぼりが冷めるのを待つ。
    そうして、適当な頃合いを見計らって輝夜と合流し幻想郷へと帰る。
    紫や変なTシャツの新コーチには、適当な報告をしておけば良いさ。
    ……だから、佳歩。あんた達は私らに気にせず、頑張りな」

佳歩「…………」

そう励ましてくれる妹紅を見て、複雑な感情が佳歩の中に渦巻いた。
何だろう、と思って暫く考えてみると……それは、羨望だった。
一体何に対する羨望だろうか? 何が起きても前向きな妹紅の心の強さか?
いや、違う。これは――。

佳歩「(妹紅さんって。姫様のこと、すごく信頼してる。
    憎んではいるけど、姫様のことを誰よりも強く考えていて。誰よりも深く知っている……)」

佳歩は思った。果たして、自分はこれほどまで、誰かを強く思えるだろうか。
無論、思いにもベクトルという物はあり、輝夜と妹紅の場合は強い憎しみであるのかもしれないが。
……それでも、佳歩は妹紅が羨ましく思えた。

佳歩「(私も、鈴仙さまの事を誰よりも強く考えてる……って、すぐに思えたら良いのに)」


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