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【ウドンゲ春の】鈴仙奮闘記38【天パ祭り】


[380]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/12/19(月) 00:33:34 ID:???
パスカル「ディアス! どうしたんだよ、お前らしくもない!」

パスカルは真っ先にディアスへと駆け寄って、その肩を揺さぶった。
本来急病人に対してすべき対応では無かったかもしれないが、
今のパスカルには、それを考慮する冷静さは失われていた。

ディアス「……ハハ。ディアス……か。そういや、そうだったな……」

パスカル「? 何を寝ぼけた事を言ってるんだ! しっかりしろ、ディアスーー!」

パスカルにとって、ディアスはサッカーにおいてのみならず、
これまでの私生活においても欠かせない無二の親友だった。
例え別れがあるとしても、もっと先の事になると信じていた。
しかし、ここで力なく倒れる彼は、今にもパスカルの元を離れていきそうで――。

ズルッ……。

パスカル「ディアス……? いや、違う。お前はディアスじゃない!!」

そもそも、『本当の』ディアスはとっくの前からずっと、
パスカルの傍には居なかったという事実は、あまりにも皮肉めいていた。

ディアスと信じられていた少年「…………」

つい先ほどまでディアスと信じられていた少年の頭から、天然パーマのかつらがずり落ち、
パスカルはようやく気付いた。この少年は、自分の親友とは全然違う。
背の高さも、肌の色も、声も――。髪型以外は、全然別人だった。

サグメ(監督席)「(……試合終了までは持つと思っていたけれど。
           まあ、良いわ。こうなれば、私達は真実を彼女の前に示すまで。
           ――『彼』がきっと、全てを話してくれるでしょう)」


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0ch BBS 2007-01-24