※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【ウドンゲ春の】鈴仙奮闘記38【天パ祭り】
[384]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/12/20(火) 00:51:04 ID:R4BWz/Cg
バルバス「少なくとも、上層部――政府高官や財界のトップに通ずる者達は、そう思ってくれなかった。
我々は大会後、ディアスを軟禁して彼の細胞や遺伝子情報を読み取り。
……そうして、この素晴らしい装置を創り上げたばかりだった」
バルバスはそう言って、地面に落ちた天パのカツラを取り上げる。
バルバス「……このカツラには、ディアスの細胞が発しているのと同じ、
特別な電気信号を脳に送り出し、その者の潜在能力を活発化させる機能がある。
要するに、ある特殊な訓練を受けさえすれば、このカツラを被っただけで、
ファン・ディアスとほぼ同様のパフォーマンスを発揮できるようになる訳だ」
ウサギC「かがくのちからって、すげ〜……」
バルバス「我々の計画は完璧だった。熱意はあるが才能に欠ける少年達から希望を募り、
このカツラを被せ、ディアス・コピーを何人も創り上げていった。
しかし――彼らを見て分かるように、ディアス細胞が人体に与える影響は大きすぎた」
ディアス?「あ、うう……。ハッハ、ハッハァ……!」
激しく頭の悪そうな笑い声が止まらず、ディアス?は呼吸困難に陥っている様子を見て、バルバスは続ける。
バルバス「……ディアスは紛れもない天才だ。そして、天才は凡人の数倍の情報伝達を脳内で行っている。
それに長時間耐えられるのは、ごく僅かな者だった。
そして、そのごく僅かな者でも……御覧の有様だ。フルパワーでは、40分程度しか持たないようだ。
今回の試合は、今後の研究を進める為の良い課題となった。
これまで我々への協力を惜しまなかった、『月の賢者』とその一味には何と礼を言えば良いか」
吐き捨てるようにバルバスはそう言って、……そして彼は再び無言になった。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24