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【ウドンゲ春の】鈴仙奮闘記38【天パ祭り】


[384]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/12/20(火) 00:51:04 ID:R4BWz/Cg

バルバス「少なくとも、上層部――政府高官や財界のトップに通ずる者達は、そう思ってくれなかった。
      我々は大会後、ディアスを軟禁して彼の細胞や遺伝子情報を読み取り。
      ……そうして、この素晴らしい装置を創り上げたばかりだった」

バルバスはそう言って、地面に落ちた天パのカツラを取り上げる。

バルバス「……このカツラには、ディアスの細胞が発しているのと同じ、
      特別な電気信号を脳に送り出し、その者の潜在能力を活発化させる機能がある。
      要するに、ある特殊な訓練を受けさえすれば、このカツラを被っただけで、
      ファン・ディアスとほぼ同様のパフォーマンスを発揮できるようになる訳だ」

ウサギC「かがくのちからって、すげ〜……」

バルバス「我々の計画は完璧だった。熱意はあるが才能に欠ける少年達から希望を募り、
       このカツラを被せ、ディアス・コピーを何人も創り上げていった。
       しかし――彼らを見て分かるように、ディアス細胞が人体に与える影響は大きすぎた」

ディアス?「あ、うう……。ハッハ、ハッハァ……!」

激しく頭の悪そうな笑い声が止まらず、ディアス?は呼吸困難に陥っている様子を見て、バルバスは続ける。

バルバス「……ディアスは紛れもない天才だ。そして、天才は凡人の数倍の情報伝達を脳内で行っている。
      それに長時間耐えられるのは、ごく僅かな者だった。
      そして、そのごく僅かな者でも……御覧の有様だ。フルパワーでは、40分程度しか持たないようだ。
      今回の試合は、今後の研究を進める為の良い課題となった。
      これまで我々への協力を惜しまなかった、『月の賢者』とその一味には何と礼を言えば良いか」

吐き捨てるようにバルバスはそう言って、……そして彼は再び無言になった。



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0ch BBS 2007-01-24