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【ウドンゲ春の】鈴仙奮闘記38【天パ祭り】


[491]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/01(日) 13:30:24 ID:Nc2xbols

てゐ「……なんか。私らがアルゼンチンに派遣されたの、分かった気がする」

そんな中、てゐがポツリと呟いた。

つかさ「理由……? それは、あの偽者騒ぎに乗じて、私達の危機感を高める
    ……と、いうのとは別にという事ですか?」

てゐ「うん。私達は……私達が憧れてて、でも追いつけない相手に対して、
   どうやって接していくべきか。ディアス君と、その周囲に居るヤツらを通じて、
   それをずっと問いかけられてた、と思うんだ」

つかさ「だったら。私は逆に、憧れを頂いて貰っている相手に、
    どうあり方を示すべきかを問われていた気がします。
    私は……Dちゃんに、その答えを示せなかったかもしれないけれど」

鈴仙の相棒を自負する佳歩とてゐ。二人と比べ鈴仙との距離は離れるものの、
ウサギDという妹に対して、自分はどうあるべきかを考え続けていたつかさ。
この三人にとって、今回の修行は自分達の在り方について考える良いきっかけとなっていた。

佳歩「――憧れは決して、コンプレックスとなってはならない。
    相手に焦がれる余り、自分を見失ってはならない。
    自分は自分と割り切る事こそが、憧れる相手に近づく為には必要。……私は、そう思います」

そう話す佳歩の横顔は、これまでのように優柔不断に悩む様子は無い。
彼女は試練を乗り越え、守られる子供から一人の戦士として、
共に並び立つ『相棒』の下へと戻る準備を、着実に進めていた。


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