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【ウドンゲ春の】鈴仙奮闘記38【天パ祭り】


[522]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/04(水) 23:06:12 ID:+xZS7186
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〜フラメンゴFC・宿舎〜

サンタマリア「(……はぁ。今日のミーティングも胃が痛かった)」

リカルド・サンタマリアはすっかり手放せなくなった胃薬を飲み下しながら、
自室に続く廊下を一人歩いていた。

サンタマリア「ジェトーリオの奴は相変わらず場を掻き乱す事しか言わないし、
        キャプテンのカルロスは惚けて『アーサー…アーサー…』としか呟かない。
        他のメンバーは真面目で優秀だが、積極性には欠ける。
        頼みの綱の監督も、無能では無いが頼りない。
        ……俺が纏めるしか無い状況だと言っても、ああ……辛い……」

生真面目なサンタマリアが割を食う事自体は今日に始まった事では無いが、
最近はますます状況が悪化している。昔はジェトーリオも聞き分けが良かったし、
カルロスにしたって、普段は(とある悪癖を除いて)好青年の筈なのだ。

ジェトーリオ「ん〜? 今なんか俺の名前を呼ぶ声が聞こえたような?
        アレ!? そこに居るのはサンタマリアじゃないか!
        おーい、疲れてるようだけど、あっついブラックコーヒーでも一緒に飲まない?」

……耳障りな声を聞いて、サンタマリアの胃がキリリと痛む。
噂をすれば影。サンタマリアのストレッサーその1が夜の廊下に立っていた。


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0ch BBS 2007-01-24