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【ウドンゲ春の】鈴仙奮闘記38【天パ祭り】


[545]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:09:36 ID:XBjtUS2g
鈴仙「――ちょっと、アリスさん。中学時代のフラッシュバック起こしたんだったら、医務室に送るけど?」

アリス「ち、違うのよぉ、鈴仙。あっち見てよ……ほら」

鈴仙「あっち? あっちって、フラメンゴの方のベンチだけど……って、うっ」

しかし、それには何らかの理由があった。
アリスさんが震えながら示す指先には――確かに、少しだけ、いや結構中々怖かった。

カルロス「……アーサー……あれはやっぱりアーサーだ。見間違いが無い……!!」

鈴仙「あれって……フラメンゴのキャプテンのカルロス……君だよね。
    うん、確かに怖いわね……あの血走った形相は。何か危険な確信に満ち溢れたような顔つきは」

アリス「そうよ……きっと私と、私の親友のボールくんとの仲を引き裂こうとしてるに違いないわ……!
     でもそうはさせない。私のトモダチはボールくんだけ。他の誰にも、彼は渡さないんだからぁ……!!」

鈴仙「――ま、まぁ。でもきっと彼も故意の反則プレーとかはしないと思うし。
    紳士的なプレーで評判が高いって、雑誌にも書いてあったし多分大丈夫よ。……少なくとも試合中は」

アリス「――そ、そうよね。……ごめんね、鈴仙。心配かけて」

鈴仙「うん……(でも。落ち着いて考えると。ボールを抱きしめながら
    被害妄想豊かに歯ぎしりしてるアリスさんも割と怖いわよね。
    極力関わり合いになりたくないっていうか、トモダチにはなりたくないっていうか……)」

鈴仙は本音を心の奥にそっとしまうと、アリスさんの手を取り励ましながら、
フィールドの中央へと向かうのだった。


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0ch BBS 2007-01-24