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【ウドンゲ春の】鈴仙奮闘記38【天パ祭り】
[78]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/11/05(土) 22:39:29 ID:uDU8LwiM
−翌日・アルヘンチノス練習場−
佳歩「おはようございます、パスカルさん」
パスカル「ああ、おはよう。佳歩……」
翌日の練習、佳歩は顔色の優れないパスカルと会い、その異変に気付いた。
佳歩「……そういえば。いつも朝はディアスさんと一緒の筈なのに、寝坊ですか?」
パスカル「まさか。あいつは色々偏屈なところもあるが、サッカーにだけは誰よりも真摯だ。
朝一に誰より早く練習している事はあっても、寝坊なんてした事が無い。
……そうなんだ。あいつがそんな事をする筈が……」
佳歩「(パスカルさんの様子がヘンだ……)」
練習場にはディアスが不在だった。
パスカルは普段通りに見えたが、狼狽を隠しきれてはいなかった。
気になる。が、果たして軽はずみに何でも聞いて良いものか。
佳歩はそう思って取り急ぎ今日のメニューの確認へと行こうとしたところ――。
てゐ「……まさか、あのディアス君があんなコトになるなんてねぇ」
パスカル「!? し、知っているのか!?」
つかさと並んで佳歩の後ろを歩いていたてゐが、唐突にそう呟くと。
独り言にしては大きな声に、パスカルは明らかに驚いた様子で反応した。
……そして、これは悪戯や騙しに長けたてゐの思い通りの反応だった。
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0ch BBS 2007-01-24