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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】


[145]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/04/22(土) 21:46:41 ID:???
カルロスは良く「アーサー」という存在に執着していたとは、サンタマリアを始めとするフラメンゴメンバーの弁であるが、
その「アーサー」とはどのような少年であるかは、メンバーの誰もが知らなかった。
しかし――違ったのだ。カルロスにとっての「アーサー」は、自分と同年代の少年では無かった。

アヤソフィア「10年近く前になるから、年齢的なトコで誤魔化せると思いましたが。やっぱり無理があるわよねぇ……」

彼女はそう独り言ちながら、これまでとはまた種別の違うシニカルな笑みを浮かべつつ。
――暗に、カルロスの突拍子も無い発言を認めてみせた。

アヤソフィア「私は過去、外界の調査の一環で海外――ブラジルに滞在していた時期があったんです。
        ――その時は、今とは少しだけ違う名前を名乗っていたんですけどね」

そこで一旦間を置き、アヤソフィアはカルロス。そして鈴仙とを交互に見比べる。
もしかしたら、彼女は彼らに真実を語るべきか、最後の逡巡をしているのかもしれなかった。
――果たして。アヤソフィアは再び口を開き、全てを語り始めた。




アヤソフィア「……当時の名は、アヤソフィア・アントゥーナ・コインブラ。
        今から7年前。とある貧しい老人の養女として、私はこの子――カルロス君に出会いました」




                                                 〜鈴仙の章 その3 終わり〜 


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