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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
[170]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2017/05/02(火) 00:00:15 ID:???
さとり様は気持ち悪く唇を歪ませる。これでもシニカルに笑っているつもりらしアイタタ足を踏まないで下さい。
「貴女は、この屋敷で事件が起きる事を予測していた。……とでも言うつもりですか?」
「はい。……とはいえ、まさか殺人にまでつながるとは想定外でしたが」
痛みで顔をしかめるあたいを無視して、さとり様はメイドとの会話を続けている。
ある程度で、メイドはこれ以上の説明は充分だ、と言わんばかりに肩をすくめ、そしてさとり様にこう言った。
「……それで。コメイジさま。貴女は、私の依頼を受けて下さるかしら?」
それは、メイドに似合わぬ高慢で挑発的な態度に見えなくもない。
そして、こんな無意味に偉そうな態度は、さとり様の嗜虐心をくすぐるのに十分だった。
「――およそ人に物事を頼む態度ではありませんね。おとといいらして下さい。
もっとも一昨日は休診日でしたけど」
古明地さとりの好きな事は、自分の方が優位だと思ってる相手にNOと突きつけて云々。
要するにひねくれものなさとり様は、当然の権利の如くにその依頼を断る。
……あーあ。別に引き受けてても良いのにさ。お金周り良さそうだし。
「そうですか。それならば仕方ありませんね。――それでは」
しかし、さとり様もさとり様だったが、このジャクリーンたるメイドも大概であった。
何故なら彼女はさとり様の拒絶を見るやいなや、おもむろに室内に置いてあったボールをひっつかみ、
思いっきり放り投げて――
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0ch BBS 2007-01-24