※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】


[260]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/06/25(日) 19:11:41 ID:???
さとりは、手元にある小説――いや、そう呼ぶにも本来ならば烏滸がましいレベルの紙束を一心不乱に読みふける。
愛しい妹との再会を祝うよりも、彼女はまず、贖罪を行う必要があったのだ。

さとり「私は……彼に。矢車君に会いたいと思っていた。だけど、それは間違いだった。だから私は――矢車君を殺すしかなかった」

こいし「うん。そうだったね。……でも、お姉ちゃんは自ら手を下す事が出来ず、病んでしまった。
    だから、お燐に頼んだんだよね。『お姉ちゃんが矢車さんを殺す筋書きの小説を作る』ことを。
    こうしたら、お姉ちゃんは自分の手を汚さずとも、矢車さんを殺す事ができるから。
    ほら。話してごらんよ。お姉ちゃんはなぜ、矢車さんを殺したかったのかをさ?」

さとり「…………」

こいしの話す内容に偽りはない。そう知っていたさとりは敢えて何も答えない。
いや。さとりは小説の続きを読む事で、こいしの問いかけに応じようとした。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24