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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
[280]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2017/06/26(月) 00:32:57 ID:???
堕ち行く矢車と、天を仰ぎ見るさとり。ボールを挟んで二人の思想は対立する。
さとり「……いえ。確かに私は地底と地上の架け橋を望みながらも、一方で卑屈さと自堕落さを捨てられていなかった。
貴方の影が未だこうしてここに居るのも、そんな私の未練が根強い証拠です。
ですが――私を理解してくれているお燐の為にも。こいしを私の勝手な願望による拘束から救い出す為にも。
私は、光を掴まなくては……!」
矢車「他人の為に光を掴む……? どうせすぐに裏切られて地に堕ちる事が目に見えているというのに……!
どぉせ俺達みたいな嫌われ者は、虐げられるのが丁度良いのさ……」
さとり「昔の……いえ、少し前の私だったら、その言葉に甘えていたでしょう。
ですが、今はもう引けません。ここまでされて、もう引けるもんですか!」
グッ。ググググッ……!
しかし、拮抗した状態は長くは続かない。勝負の明暗はどちらかに傾きつつある。
そして今回の場合――勝負をしたのはさとりの精神力だった。
矢車「なにィ……? ここまで来て、まだ諦めないだと……?」
さとり「――私は、貴方の言うどん底から、光を掴んでみせる……!」
――本当は、あなたと一緒に光を掴みたかったのだけれど。
その言葉を抑えながら、さとりは丁寧にシュートの威力を減衰させていき。
グッ……バチイイッ……!
矢車「……!」
実況「さとり選手、力技で矢車選手のパワーシュートを……防ぎ切った〜〜!
あの小さい身体で信じられません! 恐るべき力強さです!!」
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0ch BBS 2007-01-24