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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
[326]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2017/07/01(土) 16:55:30 ID:???
カルロス「ねえ、お姉ちゃんはの名前も教えてよ!」
アヤソフィア「ええ。私はしゃめ……じゃなくって、アヤソフィアです。
気軽に『アヤお姉ちゃん』とか呼んでくれて構いませんよ?(だったら本名と同じで楽だし)」
カルロス「アヤソフィ……? 何だか、珍しい名前だね。
アヤソフィ……アヤソファ……わかった、アーサーだ! よろしくね、アーサーお姉ちゃん!」
アヤソフィア「う、うえぇえっ? そりゃあ流石に無理がありませんか? っていうかアーサーって男の名前ですし。
私、これでも花も恥じらう乙女なんですけどっ!?」
カルロス「えっへへー。だってその方が面白いじゃん! それじゃ、一緒にパス練習しよう、アーサーお姉ちゃん!」
ダッ!
アヤソフィア「あやや、話を聞こうともしない。全く、これだから子どもは……ぶつぶつ」
子供特有の理不尽で不条理なあだ名に不満を抱きつつも、その顔は素直な笑みを湛えている。
それは、これまでの長い天狗としての生活でも、未だ日の浅いブラジル人としての生活でもする事のできなかった、
彼女にとって貴重で、大切な感情の一つだった。
アヤソフィア「(……でも。これできっと良くなる。カルロス君もそうだけど。
彼がトモダチになってくれれば、アルツール君だって、これまでよりずっと楽しく、サッカーができるようになる筈。
……きっと、こうした方が良いに決まってるわ)」
――アヤソフィアは満足気に頷き、カルロスを追いかけていった。
……この時、彼女はまだ知らない。
自分自身の善意の数々が、後により多くの悲しみを呼ぶ結果へと繋がってしまう事に。
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0ch BBS 2007-01-24