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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
[345]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2017/07/02(日) 01:49:47 ID:???
鈴仙「………あんた、まさか」
――カルロスとアルツールを巡る過去については何も言えない鈴仙だったが、
会話が核心に近づくにつれ、自分の知る情報と、最近のアヤソフィアの影とが、
これまで提示された過去と組み合わさり、パズルのようにピタリと当てはまる感覚を覚える。
鈴仙「……あんたはこれまで、『案外大したことない』などと馬鹿にするファンの心無い感情を浴び続けて来た。
日本で。幻想郷で。ブラジルで。自分自身に対して。自分以外の人に対して。
マイナスの感情が理不尽に叩き付けられる光景を、何度も見続けて来た!」
アヤソフィア「………」
今度はアヤソフィアが黙る番だった。彼女は小さく頷き、鈴仙に続けるよう促した。
鈴仙「でも、あんた自身に掛けられる声については、あんたは仲間の手を借りながらも乗り越えて来た。
だけど、ブラジルの地で、あんたはこれまでを超える、どうしようも無い理不尽を知った。
辛い目に遭いながらもサッカーを愛し続けた少年が、サッカーが引き起こした感情に殺された事実を知り。
根は生真面目なあんたに、黒い決意を抱かさせるに至った。つまりそれは――」
ここで、アヤソフィアが手を翳して制する。
鈴仙が続けようとした目的の正体を、アヤソフィアは自らの口で語った。
アヤソフィア「……そう。全ての元凶は、『サッカー』というスポーツがあるからこそ起きた。
サッカーさえ無ければ、才能と愛を併せ持つ者が虐げられる事がなく。
そして、理不尽な罵声も、理不尽な暴力からも逃れられるのです。
私は、『サッカー』そのものを憎みます。愛を向ける者に対して唾を吐き、愛無き者への暴力を促すサッカーを。
私は、この手で葬り去ろうと考えているのですよ……!」
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0ch BBS 2007-01-24