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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】


[354]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/02(日) 18:13:05 ID:5lYnVivE
C:「アルツール君が入院している病院、紹介してくれないかしら」アルツールが気になる。

鈴仙「――そうだ」

鈴仙はアヤソフィアが言っていた内容を思い出した。
アルツールは今も市内の病院で植物人間状態――ならば、まだ彼は死んでいない。

鈴仙「ねぇ。良ければアルツール君が入院している病院、紹介してくれないかな?」

カルロス「……え? あ、ああ。構わないが」

思い立った鈴仙は泣きだすカルロスを強引に引っ張り、
スタジアム沿いの道路に停まっていたタクシーを捕まえて案内させる。

鈴仙「状態によっては、だけど。何か治せる方法があるかも……」

カルロス「治せる、だと……? しかしあいつはもうこの方5年以上も目を覚ましすら……」

鈴仙「良いから。……それに、カルロス君だって心配なんでしょ、アルツール君の事も」

カルロス「それは……当然だ。今でもオフの日は見舞いを欠かしていない。しかし何を突然……」

相次ぐ出来事に混乱を隠せないカルロスを尻目に、鈴仙は聞き取った病院名を運転手に告げ、
なけなしのお小遣い全額を押し付ける。リオカップの有力選手二人、しかも男女が同じタクシーに
同乗する事についてスキャンダラスな興味を抱かれる恐れはあったが、
たまたま運転手はサッカーへの興味が薄い老人であった事が幸いし、何の詮索もなく、
鈴仙達は病院へと向かう事ができた。



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0ch BBS 2007-01-24