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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】


[384]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/04(火) 01:06:15 ID:gSZK2rBM

咄嗟に浮かんだ話題――かつてネイ達のチームメイトだったらしい森崎の事を聞いてみるが。

ネイ「……………」

――その話題はネイには強すぎたのか、彼は今度は一転して押し黙ってしまった。
だがしかし、落ち着いて考えればそれも仕方がない。
森崎は、高い野心を胸にこの地にやって来て、ネイを始めとするパルメイラスの仲間と交友(?)を深め。
……そして、夢半ばにして失踪してしまったのだから。
森崎と近しかったと聞くネイが気分を損ねてしまう事は仕方がない。

鈴仙「――ご、ごめんなさいっ! 私、緊張してつい、聞いちゃいけない事を……!」

鈴仙は咄嗟にネイに謝った。幾らこちらがデートに辟易していたとはいえ、
それでも少年のデリケートな部分に触れても構わない訳がない。

ネイ「……モリサキ、ね。確かにアイツは、思い出の彼方に消えるような、どうでも良いヤツじゃなかった。
    ああ、レイセン。大丈夫さ。それじゃあ……話でもしようか。
    ある日突然日本からやって来て、全てを手に入れようとして――結局、途中で消えちまったヤツの話をさ」

しかし、鈴仙の想像に反してネイは強かった。
むしろ、鈴仙への愛の言葉を囁く事以上に、森崎の事を語りたいと思っているようだった。

鈴仙「(もしかして。ネイ君は……ううん、パルメイラスの皆はまだ、乗り越えられていないのかな。
     居た期間は短かったとしても、きっと彼らに大きな影響を与えた、森崎君の事を)」



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