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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
[389]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2017/07/05(水) 00:14:36 ID:???
〜パルメイラス・スタジアム〜
ネイ「さあ、着いたよ」
鈴仙「ここは……パルメイラスの練習場じゃないの」
ネイが案内した場所は確かに怪しくない場所だったが、ある意味ではロクでも無い場所とも言えた。
サンパウロの夜景も見えず、あるのはナイターの光だけの荒涼とした芝の平地。
普通の女子がここに案内されたとして、大舞台に来れたという高揚感こそあれど、
男の魅力無しに、この場所そのものをロマンティックに輝かせる事は困難だろう。
鈴仙「――へぇ。やっぱりサンパウロの名門チームだけあって、良い環境で練習してるのね。
羨ましいわ。私達だなんていっつもスラム街のド真ん中で練習してるから、
怖いお兄さんには睨まれるし、酔っ払いにはゲロを吐かれるし……」
ネイ「(コリンチャンスも、一昔前は名門チームだったんだがな……というか、
別に弱小チームでも普通はそんな劣悪な環境に置かれたりはしないぞ……)」
しかし、これまで短くない間サッカーに情熱を捧げて鈴仙にとっては話が別だ。
ネイなどいなくても、自分自身でこの場所に立つ事の価値を考え、感じる事が出来る。
鈴仙「……ネイ君も、他のメンバーの皆も、この場所で自分達の全てを賭けて戦ってるんだよね」
ネイ「ああそうだ。プロという華やかな舞台に登り詰める事が出来るのは、俺達のほんの一握り。
そして、その華やかな舞台で主役として活躍出来るのは、ほんの一握りの中の、更に一握り。
――いや、一つまみと言った方が良いかな。そんな厳しい世界に生きてるんだ。俺達はさ」
鈴仙「そっか。そう……だったよね」
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0ch BBS 2007-01-24