※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
[391]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2017/07/05(水) 00:16:51 ID:???
ネイ「……そうか」
これまでの激しい戦いを前に。倒れ行くライバル達の姿を前に。
サッカーを憎み、滅ぼすとさえ言い放ったかつての仲間の背を前に。
それでもなおサッカーの可能性を信じ、奇跡を信じようとした少年の笑顔を前に。
そして――近くに居ながらも道を違え、全てを拒絶して切り刻もうとする、不器用な親友を前に。
鈴仙は改めて思い悩んでいた。――果たして、自分の覚悟は本物なのか、と。
鈴仙「……師匠は言った。『サッカーで、世界を滅亡から守って欲しい』と。
コーチは言った。『サッカーで、世界を平和にして欲しい』と。
だけど……今の私には、他の皆と比べて特別強い想いは持ち合わせていない。
そんな私が、これから戦えるのかな……って。不安になっちゃって」
ネイは、そんな鈴仙の真剣な悩みに対して……
ネイ「ああ……やっぱり君は俺の考えていた通りの、いや、それ以上に高貴なるプリンセスだっ!」
鈴仙「――は?」
一度は収まった筈の興奮を再び取り戻して、そう熱く宣言してみせるのだった。
ネイ「なんていじらしいんだ。君は誰よりも真面目で勤勉で一生懸命なのに、
そんな自分を常に厳しく律し、より強くなろうとしている。それだけじゃない。
周囲の人間の美点を誰よりも上手く感じ取って、周囲をより良くする為奔走する事ができる。
なのに! 君はその自分自身の良さを誰よりも分かっていない。
……ううっ、いじらし過ぎるよ、レイセン。これじゃ俺が守ってあげないとダメじゃないか!?」
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24