【芸人】私の巫女様13【散華】

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【芸人】私の巫女様13【散華】

[60]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2017/07/10(月) 03:07:40 ID:???
高雄
「目？
　私は彼女のいい所は、足と体幹だと思ってるのだけど……」

愛宕
「それもすごいけどぉ……。
　やっぱり目がいいのが命ちゃんのスゴイところだと思うのよねぇ」

愛宕、高雄の重巡姉妹が語る”君代　命”の強み。
どちらも正であり、どちらも彼女に無くてはならない要素。

引き絞られ、精密かつ高速でパスを放つ強靭な"体"。
外見こそ小さく、ほっそりとした少女らしい身体だが。
その実鍛えられており、彼女のロングキックの距離、威力を文字通り支えている。

それはシュートブロックにも通じる、確かに体重はない。
愛宕、高雄のオカルト"怪異"にも支えられた重量級のブロックはこなせない。
それなら――盾を用意すればいい。

彼女たちのように分厚い装甲"甲鉄板"がなくとも、盾を構えれば代わりになる。
では、盾はなにで賄うか――君代　命は　"脚"　を用いた。

スッ――と利き足の右を上げ、シュートに備える。

村田　乙女
（面妖な、とぅいんばずーかを右足一本で止める気でしょうか）

筒香　嘉智
（揺れるシュートを点で捉えて止める気か？　そんなの無理だろ！）

ブレて増えるシュートの分身に惑わされず、右足一本でシュートを止める。
飛来する矢を、槍で突いて落とすかのような所業に挑む。

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