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【不屈の心は】鈴仙奮闘記40【この胸に】
[359]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2017/08/03(木) 23:31:30 ID:???
妖夢「……今日の試合、見てたよ。――情けなかったね」
鈴仙「な、何よ。いきなり来ておいて……!」
チームメイトが遠巻きに不安げに見守る中、妖夢は気弱な鈴仙を見下すかのように、そう吐き捨てる。
永い間彼女と言葉を交わしていなかった鈴仙は、不意に自分を貶められた事に対してついカッとなって言い返す。
かつての親友の久しぶりの再会としては、到底あり得ないまでの険悪ぶりだった。
妖夢「明日は、私達サンパウロの準決勝戦だ。対戦相手はフルミネンセ。
……超絶的なクジ運と相手の腹痛と良さで、ここまで上がって来ただけの弱小チーム。
だから、まず間違いなく、決勝戦は貴女達コリンチャンスと当たる」
鈴仙「……そう、でしょうね。フルミネンセの試合は、私もブン屋(アヤソフィア)から情報を貰ってたわ。
試合前になって悉く敵チームが全員食中毒になったり、敵チームの寄宿舎に超巨大隕石が落ちてきたり、
挙句の果てにはフランス国籍の審判が、敵チーム全員にレッドカードを渡したりしたお蔭で
準決勝まで上がって来れたけど、実力は大した事が無いって話でしょ?」
妖夢「いや、普通に敵チームも同じ位弱小で、辛うじて勝ち続けただけなんだけど……まあ、それは関係ない。
とにかく。決勝戦は私達サンパウロと、鈴仙達コリンチャンスの試合になって。
そして間違いなく――鈴仙達コリンチャンスは、負ける。今日の試合を見て、私はそう確信した」
鈴仙「……どうしてそう言えるの? 言っておくけれど、こっちはまだベストメンバーじゃ……」
妖夢「それも知ってる。でも――仮に今のコリンチャンスに、パチュリー・ノーレッジのような
大型選手が入ったとしても。……それでも、鈴仙は私達に勝てない」
妖夢は訥々と、まるで久しぶりに人間と会話をしたかのように、機械的にそう述べていく。
妖夢「何故なら。鈴仙……それは貴女が、弱いから」
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0ch BBS 2007-01-24