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【不屈の心は】鈴仙奮闘記40【この胸に】


[412]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/06(金) 23:05:39 ID:xAnQe0o+

パチュリー「今回、タックルとドリブルを鍛えたのは、サイドバックとしても動けるようにするため?」

慧音「いや。あくまでも自分はセンターバックが適任だと考えているよ。
    ただ、ブロック特化の選手が更に増えても、チームの為にはならないと思っただけさ」

パチュリー「ブロック特化と言えば、既につかさや穣子が居る筈だものね。
       ナズーリンも強力なブロック技を持っているし、妖怪の山の河童(にとり)も、
       さとりがGKの場合はDFとして出られる程度のブロッカー適正がある。
       ……そうなった時に、タックルも出来る選手は居るに越したことはない、か。合理的ね」

慧音「これは私だけの戦いでは無い。チーム全体の、そして引いては私達の活躍を期待してくれる、
   子ども達の為の戦いなんだ。だったら、全体の利益を考えて行動したいと思っている」

パチュリー「それが貴女の考えね。……私とはちょっと違うみたい。
        私はこのレミィが率いる紅魔を、全幻想郷代表を抜けてここに来たけれど、
        その理由はあくまで……私自身の為だもの」

慧音「ああ、別に貴女を否定する為に言った訳では無いさ。……ところで魔術師殿。
    貴女はこのイタリアの地で、どういった分野を鍛えたのか、もし良ければ私にも教えてはくれまいか」

パチュリー「ええ、そうね。どのような方面で練習をしたのか情報交換し合うのは、互いの為になりそうだし。
       私は――」



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