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【不屈の心は】鈴仙奮闘記40【この胸に】


[446]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/10(火) 00:00:59 ID:???

★パチュリーの特殊スキル習得判定@→ ハート3
 パチュリーの特殊スキル習得判定A→ クラブJ ★

パチュリー「私は、兎に角要所要所でのキック力と精度の向上に特化した練習を行ったわ。
       お蔭で、フリーキックやアシストに繋がる場面と言った、重要部分でのプレーの正確性が高まって――」

慧音「……何故だ」

ここで、しびれを切らした様子で慧音が立ち上がった。話を遮られた格好のパチュリーだが、
彼女はこの展開すらも想像していたかのように、静かに……慧音が何を続けるかを見守ると。
生真面目すぎる女教師は、堰を切ったように話し始めた。

慧音「確かに、要所要所でのプレーの向上は重要だ。しかし……何故だ。
    パチュリー殿。貴女はここに来た時とは矛盾した事を話している!
    貴女は、基礎力の向上は必要だと言っていたし、単に世界で『戦える』レベルでは満足しないと。
    そう言っていた筈なのに……貴女の能力には、それに見合った向上が見られない!」

パチュリー「……ええ、そうね」

そしてその指摘は、パチュリー自身も慧音から。あるいは彼女を良く知る別の誰かから、
受けて当然のものであると感じていた。
パチュリーと慧音は、イタリアに来た当初では選手の格として三周り程の差があったが、
今ここに至っては、殆ど互角の状況と化している。
その背景には勿論、先の全幻想郷選抜大会では活躍できなかった慧音が、
イタリアの地で奮起し、またその環境が彼女に適していた事が最も大きかったが。
パチュリーについては、ここイタリアで伸び悩んでいる風にすら見受けられた。
だが、その原因については慧音にとって明白だ。


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0ch BBS 2007-01-24