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【不屈の心は】鈴仙奮闘記40【この胸に】


[450]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/10(火) 00:06:55 ID:???
そして、『ハイパーカンピオーネ』の正体とは、その地盤を確固とし、
自らの表向きの主張――人間の人間による人間の為の政治――を体現した、理想のサッカーチームである。
彼女はそれを創る為に、これまで幻想郷中はおろか世界中を闊歩し、適正を持つ人物を集めていたのである。
全ては、人間達からの支持の為――ひいては、自らを中心とした、日本の統治の為に。

青娥「……ところで、太子様。イタリアの首相が是非、試合後お会いしたいと言っておりますわ。
    鼻の良い政治家たちは、次の日本国首相が誰になるか、もう目星をつけておりますようで……うふふ」

神子「最近、企業からの献金も増えて来たからな。……全く、私はまだ長野県の一市長に過ぎないのに。
    まあ、そろそろ中央にも打って出る時期が来ることは想定しているが。
    ……中央に打って出る際の政党名は、この私が作った希望の面にちなんで、『希望の党』なんてどうだろうか?
    あるいは……幻想郷の民を優先するという意味で、『幻想郷民ファースト』とか」

青娥「それはちょっとアブないと思いますわ。時事的に考えて」

サッカーを通じた人気取りを通じて、再び、自らによる日本統治を目指す。
聖徳太子が描く青写真は途方もない一方で、妙な現実味を帯びて今、影で蠢いていた。



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0ch BBS 2007-01-24