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【不屈の心は】鈴仙奮闘記40【この胸に】
[45]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2017/07/17(月) 23:06:03 ID:nlhgDxHE
★パルメイラスの後半?→ スペードK ★
ハート・スペード→トニーニョ「……分かりました。監督の指示に従います」
トニーニョ「ここで迷って時間を無為に過ごすのが一番の悪手。
ならば――俺は、監督の指示に従います」
トニーニョは生真面目な男だったが、故に表立って反抗する事も無い男だった。
また、エベルトンは日頃の態度はともかく、監督としては高い観察眼と洞察力を備えている事も
承知していたため、トニーニョはここで和を乱すという事はしない。
サトルステギ「あーあ。でも、ねじ込みの時は撃っても良いんすよね?」
エベルトン「相手にパスをする訳にもいかないからな。ただ、出来る限り有利な条件で撃つ事は心掛けろ。
スルーパスを織り交ぜるのも良いかもしれん」
サトルステギ「はーい。ま、それなら良いかァ」
ネイ「(普通だったら、一体監督は何をビビってるんだ? ……とでも思うんだろうけどな。
今の俺なら何となく分かるぜ。あの紫パーマの子は尋常じゃない、って)」
加えて、サトルステギがそこまで深く考えない性格である事や、
ネイの天性的な勘が、監督の懸念を理解していた事もあり、これ以上の不和は発生しなかった。
最後にエベルトンは言う。
エベルトン「……テメエらのサッカーへの覚悟は。そして勝利を諦めねえ執念は。
絶対に、あのコリンチャンスには負けてねえ筈だ。だったら後は食らいつけ!
血が出ようが肉が千切れようが食らい続けろ! 分かったな!」
パルメイラスメンバー「「い、イエス! サー!」」
――傍目からすると歪な独裁かもしれない。
しかし、これがエベルトンなりの流儀であり、また、パルメイラスメンバーにも、彼らなりの矜持があった。
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0ch BBS 2007-01-24