※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【不屈の心は】鈴仙奮闘記40【この胸に】
[580]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2017/10/23(月) 00:10:45 ID:???
――少年ながらも厳しいプロの環境で育った彼らは、
鈴仙がしたような葛藤や苦悩はとうの昔に乗り越えていた。
故に、大舞台を前にしての適度な高揚感こそあれども、それで潰れる訳でも、空回る訳でも無かった。
石崎「そ、そうは言っても俺とかションベン漏れそうだぜ……」
マウリシオ「ふん。石崎さんはブロックするだけしたら、後はマリーニにでも任せておけ、ば……」
マリーニ「マリーニ! マリーニマッリニーィッ! マリマリマリ!」
マウリシオ「いや。何でもないっす。石崎さん。頼むから最後まで立っていて下さいね……。
(ちぇっ、俺も石崎さんを笑えねーな。心臓が不要にドキドキしてやがる……)」
石崎「? お、おう(……いや。大丈夫だ。俺には……俺達には翼が居る。だからきっと、今日も大丈夫だ!)」
……とは言え、年下で経験の薄いマウリシオや、全日本Jr.ユースではベンチが多かった石崎のように、
まだこの空気に慣れていない者も少なからずいた。しかし彼らにもプロの自覚があり、
あるいは絶対的な信頼を寄せたチームメイトが居たために、それがチームの足を引っ張る事は無い。
妖夢「(……ドトール君やバビントン君の言う通り。これは単なる通過点。私が、更なる力を得る為の……通過点にしか過ぎない)」
その中で、妖夢の思いは多数派に近いものだったが――それにも関わらず、
彼女の表情は必要以上に冷たく張り詰めていた。
何故なら、彼女は内心で……強い不安と混乱を拭いきれていなかったからだ。
妖夢「(何も恐れるような試合じゃない筈なのに。なぜ、私はこんなにも怯えているんだろう。
負けるのが怖いから? 活躍できないかもしれないから? ……いや、違う。
そんな恐怖は、私がここに来るまでに真っ先に克服して来た筈だ)」
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24