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屁理屈推理合戦withキャプ森2


[22]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/09/14(木) 00:33:35 ID:???
* * *

ストラット「ベアトリーチェ! 助けてくれッ! この俺を黄金郷に誘ってくれええぇぇええぇぇぇッ!」

ミアータ「何を言っているのストラット! この私こそがベアトリーチェ。領主から黄金を引き継ぎ、
      このイタリア全土を支配する魔女こそが、この私なのよッ!!」

――こうなった以上、彼らに悲劇が待ち構えているのは必然だった。
錯乱が進み自らこそがベアトリーチェであると信じて疑わなくなったミアータと、
黄金郷での救いを求め狂うストラット。彼らの間には、もはや当初の愛情すら存在しない。
ミアータはストラットが離れの祠という名の背の高い尖塔に潜む事を見越して隠れていた。
雪かき用の梯子は、吹き抜けの天井まで届くようにするために極めて高い。
この梯子に上っていれば、後は暗闇が彼女を隠してくれた。
そして、後はストラットがドアを開けて室内に入って来たら、杭を投げつけるだけ。

ずんっ。重力によって速度の増した杭は、ストラットの心臓に突き刺さって大きな穴を開けた。
そこから暫くびくびくと震えているようだったが、ストラットはすぐに動かなくなった。
こうなったら、後にやる事は決まっている。

ミアータ「ストラット。愛してたわ……」

フラリ……。梯子から手を放す。
古代のロストテクノロジーで建てられた高さ800メートルの尖塔の屋上付近から、
地面へと落ちていくミアータ。



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