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【傷だらけの】キャプテン霊夢37【戦士達】
[199]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ
:2017/10/14(土) 15:18:40 ID:???
ざわ……、ざわざわ……
「嘘だろ……スペインが女の子だけのチームに負けるのか?」
「アルゴスが抜かれた上にカリューシャスが1対1で負けるなんて……」
「何なんだ、あの10番の女の子は……」
陽子「(さ、流石霊夢さん……。今のままでも十分世界トップクラスと渡り合えてるわね。
この人がいれば、国際Jrユース本番でも良いところまではいける筈。
そうなれば、女子サッカーの地位を向上させる流れに持っていきやすくなるわ)」
試合終了間際にスペインJrユースが1点のリードを許す。
観客席はこの思いもかけない展開に戸惑いを隠せず、ざわついている。
特に、2点目と3点目でカリューシャスを翻弄して見せた霊夢に対し、
何やら恐ろしいものを見るような視線を向けていた。
カリューシャス「……すまない。またしてもあの10番にやられてしまった」
アルゴス「あの10番を甘く見ているつもりはなかったが……。
ロブソンがやられたというのも頷ける……」
ニコラス「おい、てめえら。そんな事言ってる暇があるか。
さっさともう一度同点にすりゃいいだけの話だろうが」
完璧に抜かれて多少動揺していたカリューシャスとアルゴスに対し、
疲労しているにも関わらずそんな様子を全く見せずに言い放つニコラス。
アルゴスはその言い様に多少苦笑しつつも、その通りだなと頷いて見せる。
ニコラスはラフプレイが多く、個人プレイに走る傾向が強い等問題児ではあるが、
彼の打たれ強さはスペインJrユースにとって欠かせないものだった。
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0ch BBS 2007-01-24