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キャプテン森崎外伝スレ13


[179]キャプ森ワールドカップ(仮) ◆85KeWZMVkQ :2018/07/05(木) 23:08:21 ID:9eQM5cGI

パスカル「やった、やったぞ……!」

クライフォート「馬鹿な。ディアス抜きでは何も出来ない筈の奴らが、何故……!?」

――その得点は衝撃だった。
ディアスが不在の今、圧倒的な格上チームであるオランダがアルゼンチンを前に何も出来ずに1失点。
周囲は誰もが、大番狂わせを期待せずにはいられなかった。
キャプテンであるクライフォートさえもが、この湧き上がるアルゼンチンコールに一瞬呑まれかけるが――。

クライフォート「(……いや。落ち着け)」

彼もまた、WYの戦いを経て成長していた。自分の心にある慢心と驕りこそが、自らの弱さを招く事を知っていた。
……そして、彼が強靭な精神力を維持していられるからこそ。オランダは、トータルフットボールは、強い。

クライフォート「プレー数を増やせ。トータルフットボールの体勢を崩してでも、マッチアップを増やせ。
         素の実力と体力では俺達の方が絶対的に上だ。試行回数を増やせば、必ず俺達の勝利に収束する」

崩れかけるオランダ代表メンバー達を、クライフォートはその機械のような冷徹な瞳で抑えつけた。
皇帝と称されるシュナイダーが持つ威圧感とも異なる、彼特有の怜悧な表情を例えるならば稀代の名宰相。
トータルフットボールという理想郷を実現せしめる実力と才能、そして統率力の全てを備えた彼は。
窮鼠の一噛みを受けて、いよいよその頭角を現すも――その大志が成就するのは今のゴールから1時間後。
後半も終盤に差し掛かる、30分に入ってからの事だった。



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0ch BBS 2007-01-24