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キャプテン森崎外伝スレ13
[939]ケンガンシマヅ ◆Qec.og3Nvk
:2025/05/31(土) 22:36:20 ID:???
若島津の即答に満足そうに頷いた日向は、革張りの重厚な椅子に深く座り直すと、デスクに両肘をついて静かに語り始めた。
日向「日本の経済は、表向きは平和な発展を遂げているように見えるだろう。だが、その裏では常に激しい争いが繰り広げられている。
企業の利権、縄張り、そしてプライド……それらを血みどろの戦争に発展させないために、古くからの『しきたり』がある」
日向の言葉は、まるでどこか遠い昔の物語を語るかのように淡々としていたが、その瞳の奥にはギラつくような光が宿っていた。
日向「それが『拳願仕合』だ。これは、各企業が雇った闘技者同士を戦わせ、勝敗をもって取引の全てを決する、究極の代理戦争だ。
武器の使用以外なら目潰し、金的、噛みつき…なんでもありのステゴロ勝負。
株の売買から、企業の合併、土地の所有権、ありとあらゆる『争い』がこの仕合で決着する」
若島津「……にわかには信じ難いですね」
日向「ああ、俺も実際に目にするまではたちの悪い冗談だと思っていたからな。だが俺たち好みの話しだろ?」
若島津「たしかに、力で全てが決まるってのはシンプルでいいですね」
「弱肉強食」、それこそが彼ら二人の共通の価値観であり人生観であった。
より強い力を得るためだけに互いに利用し、利用される。これまでそうやって関係を築いてきたし、これからもそうだろう。
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0ch BBS 2007-01-24