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【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】
[116]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2017/11/11(土) 00:02:40 ID:???
パチュリー「……鈴仙、分かってると思うけど」
鈴仙「え? ……あ、はい! 救命措置ですよね。私も医師の卵ですし。手伝える事もあると――」
パチュリー「はぁ……違うってば。――まぁ、百聞は一見に若かずとも言うし。見ておけば良いわ」
サンパウロメンバーを除いては、賢者として深い知識を持つパチュリーだけは完全に看破していた。
鈴仙「見る? 何をですか? スポーツ時に発生した大動脈解離の応急処置事例とか、そんな系な?」
パチュリー「違うわ。――今からあんたが見る事になるのは、そんな科学的なものじゃあない。
今から見るのは、そうね。強いて言うなら……幻想的なモンスターの生態学、かしら」
実況「緑のフィールドが真っ赤に染まっていく地獄絵図の中、翼選手が今、担架に運ばれて退場です!
サンパウロが代理選手として出すのは、バチスタ選手でしょうか、それともプラトン選、手……?!」
ガシッ。
アマラウ「(ちっ、お昼寝でもしてたか? 良いご身分だぜ)」
救急隊が地面に差し出した担架を、彼は確かに握り締めると。
グッ……。ズッ。ズズッ。
ドトール「(奴の生命力は、現代医学の見地では計り知れぬよ。全く)」
負傷した脚を庇う事なく、ごく自然に立ち上がり。
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0ch BBS 2007-01-24