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【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】
[140]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2017/11/11(土) 18:19:11 ID:9R2+JxZ2
――ギュウウウウウウウウウウンッ!
さとり「(……魂魄妖夢。彼女の瞳には深い闇が見える。私と同じ地獄を見たのでしょうね……)」
しかし、この時GKのさとりに芽生えた感情は、ゴールを奪われるという焦りや危機感ではなく。
あるいは守り切って見せるという自信や使命感でもなく――深い、『同情』の念だった。
さとり「(ペナルティエリアから近い位置からのシュートだからか、それとも
このシュートにそれだけ強い想いが編まれているからか。それは分からないけれど。
感じるわ。強い絶望と、苛立ちと、……そして、誰かに助けて欲しい、という声が)」
人の心を読む覚妖怪の特性故か、彼女は、妖夢のシュートに深い闇を感じていた。
妖夢は一見すると強いが、その裏には無数の弱さが隠されているという事を、
さとりは理論では無く、感覚として理解しつつあった。
だからこそ――彼女は、『聞こえた』。いや、あるいには『見えた』。
――右下。右下の隅を狙う。このコースはきっと、苦手な筈……!
さとり「(これは…………彼女の。妖夢さんの思考! だとしたら……!)」
本来はペナルティエリア内でしか読めない筈の妖夢の思考が、さとりの脳内に入って来る。
思考の全てを見透かすには至らず、どちらかというとテレパシーのような、
そんな断片的な情報ではあったが――それで、充分だった。
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0ch BBS 2007-01-24