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【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】


[547]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/12/16(土) 18:33:05 ID:dvNYyXwk
★審判の判断→ スペードJ ★
ハート・スペード・クラブ→審判「(凄いふしょ、う……)え?」翼「ヒャッホーーー!!」
                ※アドバンテージとして取り扱い、パチュリーはプレーが止まった際反則を取られます。

審判「(凄い負傷だ。このままでは選手生命どころか、最悪、ツバサは左脚を義足で過ごす必要が出てくる)」

そう思った審判は即座にホイッスルに口を当てた。しかし次の瞬間、そのホイッスルはポロリと口元から落ちて行った。

翼「はぁ〜あ。これじゃあ、ドリブル突破が出来ないじゃないか。
  生死すら問わない豪快な接触プレーこそが、ファンタグラジスタの醍醐味なのに。ま、いいか」

ガシッ。

翼は完全に折れた左脚を気にする素振りすらなく、吹っ飛んでいったパチュリーが遺したボールを右脚でトラップすると。

翼「(うーん。ゴール前40メートル位までは走れそうかな?)……ヒャッホーーー!!」

シュタタタタッ……!!

そのまま、まるでタコのようにあり得ない動きをする左脚をブラつかせながら、何喰わぬ顔でドリブルを開始した。
――辺りに大量の血と、砕けて粉々になった骨をばら撒いてもなお、彼は痛がる素振りも見せなければ、
これまでと全く変わらぬ速度で走り続けている。



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0ch BBS 2007-01-24