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【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】
[548]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2017/12/16(土) 18:36:58 ID:dvNYyXwk
審判「ば、バケモノ……!?」
翼「はぁ〜あ。あのさ審判さん。古代ローマのグラディエーターは、その命が尽きるまで、コロッセオに立ち続けてたんだよ?
剣が砕け、右腕が千切れればそれを武器とするし、
具足が砕け、左脚が潰されれば、股関節を脚代わりにして走り続けた。
それだけ、彼らは戦いに対して命がけだったんだ。
それと同じなんだよ。脚の一本や二本折れたって、命がけでプレーするのが、
サッカーという世界一素晴らしいスポーツに対する礼儀じゃないのかい?
本当は俺だけじゃなく、みんなもそれくらい頑張って欲しいんだよ??????」ニコッ?
パチュリー「な、何を言っているのか、全く理解、できない……。そんなやり方は、選手生命を徒に縮めるだけ……」
翼「大袈裟だよ。俺はファンタグラジスタに覚醒する為に、身体という身体全てを粉々にして、復活させてみせた。
だから、この程度のケガは誤差の範囲内。でも、心配してくれてありがとう!
俺が居ないと、サッカーという競技の発展速度が落ちてしまうからね。これからは身体を大事にするよ!」ニコッ?
パチュリー「(大空翼。森崎有三の失踪により選手としては没落するかと思いきや、かくも狂った存在になり果てたとは。
彼はもしかしたら、八雲紫や豊聡耳神子にも並ぶ、幻想郷の……いや、世界の脅威となるかもしれない……)」
翼は屈託の無い、サッカーを愛する少年そのものの笑みを、唖然とするパチュリーや審判に対して向けて。
――そして、走り去っていった。
*翼の負傷が重傷未治療に悪化しましたが、スキル・ファンタグラジスタによりペナルティは受けません。
(プレー不能になった際、初めてペナルティが発生します)
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0ch BBS 2007-01-24