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【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】


[720]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/12/28(木) 23:57:24 ID:???
試合終了まで、後3秒。

佳歩「はぁ、はぁ……ダメ。まだ……終わっては……!」

パチュリー「(修練を積んで、戦術を磨いて。それで、仲間を敗北に導いて。何が賢者よ……。
        私は、こんな道化になるために、友人を――紅魔を捨てたというの……?
        だとしたら、私は賢者じゃない。とびきりの愚者だ……!)」

反町「(初めてなんだよ。こんなにも勝ちたいと思って試合に臨めたのは。だから諦めたくない! なのに……!)」

2秒。

お燐「ハハハ……本当に地獄だよ。こんなんじゃ、ウチに帰ったらおくうに焼き殺されるよ……!」

てゐ「寿命の半分を削っても良い……だから、今の試合をやり直したい……!!
    こんなんじゃ、生きてても生き恥だ。これまで沢山恥をさらしてでも長生きしてたけど、
    我慢なんないよ。こんな展開じゃあ……!!」

静葉「この試合が始まる前に時間よも〜どれ……ウフフ……ウフフフ……」チャキッ・・

穣子「……だ、ダメ……! お姉ちゃんは死んだらダメだけど……でも、試合も終わっちゃダメ……!」

1秒。

アリスさん「聞こえない……ボールくんの声が、もう……。サッカーの声も、風も、もう止んでしまった……!」

慧音「また、なのか。また、私は何も守れず仕舞いなのか……!?」

つかさ「ガッツが足りない……! 私は、鈴仙様のシュートを幾度も防いだ、あの石崎という少年のような、
     自らを賭して、何かを守り抜く決意が足りていない……!!」

さとり「(辛く、思い感情の波が、第三の目を通して見える。この無念こそが、彼が感じていた『地獄』なのかしら……)」


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0ch BBS 2007-01-24