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【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】
[746]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2017/12/31(日) 02:34:03 ID:???
しかし、駄目と分かっていても、鈴仙は動いた。
鈴仙は視神経の全てを眼前の弾丸に集中させ、身体の限界を振り絞り、思いっきり妖夢を突き飛ばそうと身体を投げ出した。
普通ならば届く筈もない距離であるにも関わらず、鈴仙は諦めなかった。
鈴仙「(あの弾丸が命中したら、妖夢はたぶんダメになる。半人半霊だし、死ぬことはないだろうけど、
たぶん、死ぬよりも辛い思いをする事になる……と思う! だから、私が……防がなきゃ。
防いで……今度こそ、しっかりと付ける。妖夢との決着を!)」
ギンッ! ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ………………!!
鈴仙の瞳が、波長が、世界が、狂気が……世界を歪める。位相だけではない。
時間のベクトルすらもが曖昧になる中、鈴仙の瞳は輝き続けて歪みを広げる。
全ての波長を狂わせて、鈴仙は不可能を可能とする。それはもはや、単なる狂気ではない。
今の彼女は、世界の『理』それ自体を操作し、――それが如何なる犠牲を払う事となろうとも
――友人を助けたかった。
鈴仙「(我ガ狂気ノ瞳よ。……そノ限界を超エて世界を騙セ! 世界を――狂わせロ!)」
そして、狂気を超えた鈴仙の意地は奇跡を起こす。
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0ch BBS 2007-01-24