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【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】
[765]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2018/01/05(金) 00:03:46 ID:???
星「ああ、先生!」
鈴仙「(せ、先生?)……その声は、コーチですね」
ゆっくりとした足取りで、老コーチがドアを開けて入って来る。
永遠亭で嗅ぎ慣れた消毒薬の匂いがして、ドアの向こうからは忙しそうな看護師の足音が聞こえたので、
ここが病院であると、鈴仙は改めて認識する事が出来た。
鈴仙「あの、コーチ。私ってやっぱり本当に、ずっと眠っていたんですか……?」
鈴仙はおずおずと元医師の老人に問いかけると、彼は深く頷いた。
コーチ「……眼窩から脳髄に掛けて、深々と弾丸が刺さっておった。緊急手術をしたは良いが、
どうやら弾丸には特殊な神経毒が塗られていたようじゃ。強力な薬により、速やかに解毒は出来たが、
流石に、手術と服薬で体力の限界だったのだろう。……身体機能に問題は無くとも、休息が必要だったという事じゃ」
星「なんでも、数ある筋肉のうち、サッカー筋のみをピンポイントで死滅させる毒薬だったそうです。
もしも先生が手当をして下さらなかったら、今頃は起きてもサッカーができない身体になっていたと……」
鈴仙「そ、そうっすか……」
その答えに対し、鈴仙は現実味を感じられないでいた。
自分はこれまで、形はともあれサッカーをしていただけだ。命を狙われるような事をした覚えはない。
それなのに今の自分は確かに病院のベッドに横たわっており、おまけに周囲を見渡す事すらできない。
が、何かの悪夢ではないかと思って頬っぺたをつねってみても、当然の如く何も起こらない。
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0ch BBS 2007-01-24